TOKON10実行委員会公式ブログ

第49回SF大会TOKON10実行委員会の公式ブログです。
開催日程:2010年8月7日(土)〜8日(日)
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WISCON行ってきました
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    参加者のみなさま、こんにちは。
    実行委員長のマダムロボです。

    もう残すところ2ヶ月ですよ、2ヶ月。
    あーーーーーー、もう間に合うのでしょうか?
    歴代の実行委員長ってこんなやきもきしてたのねー。
    最近じゃ「痩せたねぇ。実行委員長ってそんなに激務なの?」とか聞かれちゃうし・・・
    大会が終わってリバウンドが怖い今日この頃です。

    さて先月も書きましたが、5月末に行われたアメリカのフェミニストたちのSF大会WISCONに参加してまいりました。
    ウィスコンというのは性別を隠して活動していたジェームズ・ティプトリー、jrを記念して開催されているローカルコンで、ジェンダー的に優れたSF作品に対してジェームズ・ティプトリー、JR賞という賞を出しています。
    あ、みなさまご存知と思いますが、ジェームズ・ティプトリー、JRは名前は男ですが女性なんですよ。戦時中は軍人として、また戦後はCIAエージェントとしても活動していた人です。男名前で作家活動を始めた時には誰もが男と信じて疑わなかった、後に女とわかった時にはティプトリーショックと呼ばれたくらいなんです。
    そんな彼女にちなんで始められたのがウィスコンなんです。
    そのティプトリー賞になんとよしながふみさんの「大奥」が選ばれたんですよ。
    代理に授賞式に出席するのは大会顧問の小谷真理さん、またウィスコンの大会関係者と日本のジェンダーSF研究会は深いつながりがあるんです。
    ということで、やっぱそこは行くでしょ!と行ってまいりました。

    さて会場へ行ってびっくり!ディーラーズルームに来ている本屋には「大奥」の翻訳版"Ooku"が並んでいます。ちょうど3巻が出たばかりらしく、あっという間に売り切れていました。
    そして日本人と見ると「大奥」のことを聞いてきますよ。
    向こうのバリバリフェミさんたちにもそうとうな衝撃を与えたようなんです。
    またウィスコンの開催されているマディソンという町にはフェミニスト用の本屋があるんですが、そこにもよしながふみさんの「愛すべき娘たち」の英訳も出てましたよ。

    さて授賞式は最終日の夜、夕方からのデザートサロンに続いて行われます。
    審査員たちの講評に続き、受賞者のスピーチ、賞品の授与、そして受賞者をお祝いする合唱です。
    小谷さんの英訳・代読によるよしながふみさんからの受賞の言葉に会場中がシーンとなっていました。そして全員での合唱によって「 ヨシナガ、ヨシナガ、マンガカ、マンガカ」の声が響き渡ったのでした!
    なのですが、実は私コスプレしてまして、振り袖をお引きずりで着て髪を日本髪風にしていたのです、そのため周りのアメリカ人から「あ、上様だ、上様、上様」と呼ばれていました。

    授賞式の前に審査員たちによる講評の部屋があるのですが、その時私は「他にも日本の小説は英訳されているのに、マンガの大奥が選ばれたのはシンボリックな気がする。なぜなら今、日本の一番人気輸出物はマンガだから」と言った時に審査員から「他にあるならぜひ教えて、ティプトリー賞の候補には一般の人も推薦できるのよ」と言われました。
    ぜひティプトリー賞を取らせたい作品が英訳されたら推薦しましょうね!


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